コラム
Column
白いのにむし歯?子どものむし歯はあっという間に進行する!その特徴と対策
こんにちは。
JR「糸島高校前駅」南口すぐの【リーチ歯科 伊都の杜クリニック】です。
「子どもにはむし歯になって欲しくない」と、保護者の方は日々、仕上げ歯磨きを頑張っておられることでしょう。
子どものむし歯は進行が早く、普段のご自宅でのケアに加えて、 定期的な歯科クリニックでの検診が推奨されています。
むし歯になりやすい理由と予防法を知って、むし歯ゼロをめざしましょう。
子どものむし歯の進行が早いのはエナメル質がうすいから
歯の表面は、エナメル質という組織で覆われています。
エナメル質は人間の身体の中で一番硬く、残念ですが 一度失うと再生されません。
このエナメル質は、食べ物や飲み物に含まれる 酸によって失われます。
子どもの歯のエナメル質は、大人の半分くらいの厚さしかありません。
柔らかいため穴ができやすく、また進行も早いのです。
乳歯がむし歯になるのは
子どもは一度に食べられる量が少ないので、すぐにおなかがすきます。
頻回におやつを食べていると、歯の再石灰化が進まずむし歯になりやすくなります。
お子さんのストレスのない程度におやつの時間を決めましょう。
おやつには糖分が少ないクラッカーや砂糖不使用のクッキー、歯につきにくいアイスやゼリー、果物がおすすめです。
また、生まれたばかりの赤ちゃんには むし歯菌は存在しません。
大人から虫歯菌をうつさないように注意しましょう。
たとえば、「同じ食器を使う」「熱い食べ物を冷まそうとふーと息を吹きかける」などは、むし歯菌がうつってしまう原因となるので避けたいですね。
学童期にむし歯になるのは
子どもにできるむし歯の 約8割は、歯磨きの時に磨き残しやすい奥歯の溝から発生していると報告されています。
(参照:厚生労働省eヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」より)
奥歯の溝は形が複雑で個人差があります。
そのため、 歯ブラシの毛先がとどかず磨き残しができやすいのです。
対策としては、保護者の方の仕上げ磨きの徹底、歯科クリニックでシーラント(歯科材料をつかって溝を平らにする処置)を行うことがおすすめです。
「乳歯は生え変わるからむし歯になっても大丈夫」は間違い
乳歯がむし歯になるとこのようなリスクがあります。
- 永久歯もむし歯になりやすい
- 永久歯の色や生えてくる場所に影響する
- 神経を抜く可能性がある
- 噛みにくくなることで顎の発育の妨げとなる
- 偏食になり発育・発達が遅れる
このように、 全身に影響を及ぼす可能性のあるむし歯。
ご自宅のケアだけでは不安があるという方は、ぜひ小児歯科のある歯科クリニックで相談してみましょう。
リーチ歯科 伊都の杜クリニックでは、3ヶ月に一度の定期検診をおすすめしています。
また、ご自宅でのケア方法、おやつの与え方、おやつの種類など虫歯予防のためのアドバイスも行っています。
お子さんの歯の健康のことで不安や疑問がある方は、お気軽にご相談ください。